今回はかなり長くなりますが、とても重要なのでしっかり読んでみて下さい。
宅建の勉強を始める前にすべきこと
(1)合格に必要な勉強時間を調べる。
宅地建物取引士の資格試験に合格する為に必要な勉強時間は約300時間と言わ
れています。
(2)必要な勉強時間数を試験までの日数から逆算し、1日の最低必要勉強時間
を決める。
私は計画を立てた日から試験当日まで210日でした。
週休2日で勤務しているので仕事のある日は1時間、休日は3時間と決め
たので、
平日150日×1時間=150時間
休日60日×3時間=180時間
150+180=330時間
勉強する計画になりました。
(3)過去問周回用の時間を確保する。
宅建の資格試験にとって過去問を解くことが、一番の勉強になります。
出題傾向や自分の苦手分野がわかるのでその後の対策等にも繋がります。
最低でも10年分の過去問を2周はしたいので、試験時間2時間+見直し
2時間として1回の過去問に4時間かかる計算で
4×10×2=80時間
を総勉強時間の330時間から割り振ります。
残りの勉強時間は250時間になりました。
(4)問題配分と勉強時間の割合を合わせる。
宅建試験の総問題数は50問です。
近年の問題配分は
権利関係 14問 28%
宅建業法 20問 40%
法令上の制限 8問 16%
税その他 8問 16%
となっています。
先程過去問周回分を差し引き、残った250時間を問題配分の割合に割
り振ります。
すると
権利関係 70時間
宅建業法 100時間
法令上の制限 40時間
税その他 40時間
となり、これが目標の勉強時間となります。
あとはこの時間通り毎日勉強をしていけばいいわけですが、どの分野か
ら勉強していけばいいのかというところにもコツがあります。
(5)得点を取りやすい分野から勉強していく
読んでも理解に時間のかかることを何時間もやると集中力も続かず、日に
日に勉強が嫌になり一番重要な勉強の習慣化ができなくなります。
比較的理解しやすく、過去問ですぐに得点が上がったと実感ができる
宅建業法
から勉強することを強くお勧めします。
権利関係は出題範囲も広く民法など理解して得点に結びつけることが難し
い分野なので一番後回しにしてください。
それでは最後に最低でも取っておきたい点数を分野別にまとめてみます。
令和2年度10月実施試験の合格点38点をもとに計算しました。
権利関係 9点
宅建業法 18点
法令上の制限 6点
税その他 6点
これで合計39点なので安心して合格発表が待てるラインですね。
宅建業法は一番点の取りやすい分野で、且つ近年簡単な問題が多い傾向が
あるのでできれば9割から満点を目指したいところです。
次に点を取りやすいのが法令上の制限になります。
法令上の制限は数字を覚えることが多いのですがしっかり暗記し出題の傾
向を掴めば満点も狙えます。
次に税その他ですが、8問中3問ある税については2問正解、その他の5
問は4問正解を目指してください。
権利関係は先述した通り範囲も広く理解も難しいので9点、10点が取れ
れば十分です。
まとめ
宅建に限らずですが、合格する為に十分な勉強時間を確保し、継続できるプラン
をたて、毎日の勉強を習慣づけることがまず第一です。
参考書や勉強する環境のことを考えることは二の次で、まずは無理のない計画を
たて、計画通りの勉強を習慣づけてください。
逆に言えば勉強の習慣化ができればもう試験合格は目の前です。
次の記事ではお勧めの参考書をまとめていきます。
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